防水性を保持する

 ウェアの防水性や撥水性を保持・発揮させるために、どうしても数値化された耐水圧へ目が行きますが、ただ耐水圧素材の質の問題だけではありません。     防水や撥水に対応した糸、針穴を最小限にする針を状況に合わせて選ぶことや水の侵入を考慮したファスナーの付け方やファスナー選びなどなど、撥水防水を踏まえた上での作り方がとても重要です。            デザインばかりを優先させてしまうと構造上に無理が出て防水性や動きやすさが損なわれます。                そして、これらを考慮した上で、シームテープの使い方も更に需要なってきます。   

シーリングに関しては修理の場合、量産の様に機械で流して貼り付けるシーリングマシーンでは無く、圧着熱プレス機で1点1点の手作業でしっかり貼り合わせます。              これには手間と時間と感覚や経験を要する作業になりますが状況に合わせて柔軟にシームをするためには重要な作業となります。        なお、お客様の修理では状況により取り扱う方法がさまざまです。ウェアの状態と合わせてご相談しながら、良い方法を一緒に考えて探していきます。      

必要な性能を落とすことなく

専用の糸・ファスナー・シーリング加工

まだ着れるかも知れませんよ…あのウェア。

貴方のウェアをもっと快適な雪山の友に