『圧着剥離』のリペアについて 当店ではメーカーでお断りされても、リスクへのご理解をしていただき、リペアが可能と判断出来れば、リペアいたします。

圧着剥離でのトラブル

とても多い圧着剥離でのトラブル まず、はじめに圧着製品の寿命はとても短いと言うこと知ってください。 圧着製品はステッチの無い無縫製により針穴もなくピッタっと圧着加工(防水/止水)され水の侵入を防げる仕様として、スノーウエアほかアウトドアウエアでも多数のメーカーが導入ています。しかし、たった1本のステッチの有無で製品としての寿命は大きく変わります。※シームテープ含め、圧着は熱プレスを⁽温度/圧力/時間)資材や素材に合わせて設定して加工しています。 圧着資材や保管状態や着用頻度などから、何年保つかは明確には言いえませんが、ほとんどのメーカーでは3年~5年前後をめどとして修理対応をしてもらえません。(リペア窓口のあるメーカー) …と言うことは、5年前後から利用状態により剥離等が起こる可能性が高いと言うことです。 当店での圧着剥離のご相談のほとんどが、5年以上経過したウエアでの洗濯や乾燥機やクリーニング後による剥離です。 圧着箇所や素材自体が(2層に)剥がれてくる状態は加水分解や劣化からによるものです。(参考サイト:https://yamahack.com/3431) 【注意が必要な状況として…】 ①製造から5年前後の製品。 中古で購入していると、この辺が不明になります。型落ちセール品も購入時期ではなく製造された時期からとします。 ②圧着されている箇所の浮きが見られる(シームテープ含め) これは剥離の始まりです。ご自身での洗濯や乾燥機やクリーニングがトドメとなり、剥離がどんどん広がります。 ③保管状況にも大きく影響を受けます。 高温多湿での長期の保管。湿ったまま乾燥させず/油分汚れや汗など塩分を落とさず⁽メンテせずに)そのまま保管。 ④単に長年着続けての経年劣化 【クリーニング店様へお願い!】 上記①②③④の様な場合にはクリーニングする際は剥離のリスクがあることを理解してください。 クリーニング店からのクリーニング後でのご相談やご依頼がとても多いです。 製品を見て危険だと判断したら断ることです。クリーニング店様からのご相談の場合には大半がリペアすること自体が出来ないほどの状態です。 上記の状況を確認した上でお客様とお話してください。弁償となるケースも…(よくあります)。ウエアは一般の布帛製品とは全く違います。ウエア素材のことを良く理解して情報収集をしてください。 当店へご相談されるウエアには『こんなに古いモデルをなぜクリーニングの受付けをてしまったのか…』と思う様な製品が本当に多い。これはまず、認識知識の無さ/低さが原因です。 【圧着製品をお持ちのお客様へお願い!】 上記①②③④がある場合に自分で洗濯することは剥離の可能性が高いことを良く理解してください。 剥離の場合にはリペアしてから手洗いや部分洗いが良いかと思います。更に危険なケースは圧着製品をご自身で撥水加工するのも要注意です。これもトドメとなるケースがあります。 クリーニングへ出される際は、正直に使用年数や使用頻度をお話して、ご相談ください。クリーニング店は個人経営や大手チェーン店などあり、大手だから安心とも言えません(過去にトラブルに寄るご相談も)。中にはコアな雪山好きのクリーニング店や専門店(安心できる)もありますが、そうではない店舗がほとんどです。 ◆じゃーリペアは?! 当店では…かなりの年季の入ったウエアでも『 お客様の「思い入れ」や「まだ着たい」 』と言うご相談へ、できる限りの技術と知識と経験値の中でリペアの方法を考えます。 最後の判断はお客様です。リスクをご理解いただいた上で可能な範囲でリペアいたします。 もちろん全ての状態でリペア可能とは言えません。内容に寄ってはお断わりしております。 基本的に一度剥離した製品を圧着だけで完全な状態に戻することは難しく、当店ではステッチ縫い+圧着資材を使ってリペアしています。可能な箇所へはシームテープ処理もいたします。状況を見て判断してます。 ※シームテープ貼替え/貼直しだけの縫製を伴わないご依頼はお受けしておりません。 剥離の場合にはリペアしてから手洗いもしくは部分洗いが安心かと思います。ただ、製品の状況を見て、洗濯も乾燥機も無理な状態の場合には、「洗濯は諦めて、残りの時間を大切に着てください」とお話させていただくこともあります。 以上です。とにかくトラブルやご相談の多い圧着剥離。少しでも長く着たいなら保管環境も需要です。シーズンオフしたらしっかり確認してください。

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